【最新情報】新型コロナウイルスの犬や猫などペットへの影響パート3【まとめ】

もしもの時のために
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ここからはパート3として続きを掲載していきますね。

では、時系列に関連する記事を見ていきましょう。

5月21日(木)に配信されたCNN「新型コロナウイルス、ミンクから人に感染した可能性 オランダ」

オランダ政府は19日夜、新型コロナウイルスがミンクから人に感染した可能性があるとの見解を示し、オランダ国内の全ミンク農場で強制検査を実施すると発表した。

発表によると、新型コロナウイルス感染に関してミンク農場で実施している調査の結果、ミンクから人への感染が起きていた可能性があることが分かった。

さらに、ミンクが新型コロナウイルスに感染しても、症状が出ない場合があることも判明。政府は抗体検査をオランダ国内の全ミンク農場に拡大し、強制措置として実施すると表明した。

政府はさらに、農場間のウイルス感染拡大に猫がかかわっている可能性も指摘した。「感染が確認された農場のうち2カ所のウイルスは非常に似通っている」といい、あるミンク農場では猫11匹のうち3匹から新型コロナウイルスが見つかったとしている。

感染が確認されたミンク農場に対しては、敷地から猫を出入りさせないよう対策の徹底を求めた。

世界保健機関(WHO)の広報は4月の時点で、新型コロナウイルスの発生源がコウモリだったことは、あらゆる証拠で裏付けられていると述べていた。

米ニューヨークのブロンクス動物園では、トラやライオンなど少なくとも8頭に新型コロナウイルスの陽性反応が出ていた。

ちょっと気になるニュースですね。今後の動向を見てからの判断になりますが、まずは落ち着いて行動しましょう。

5月26日(火)に配信されたForbes「新型コロナウイルスが、ペットの猫から家族に感染する可能性は?」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の報道が日夜くり返されるなかで、「人から人へ」の感染予防には、余念のないところだが、果たして身近な動物への影響は考えなくても良いのだろうか。

実は欧米では、猫や動物園のネコ科の動物などで、自然感染の事例が数件確認されている。これらの事例を受け、新型コロナウイルスに感染しやすい(感受性がある)動物種を調べる研究が行われた結果、猫とフェレットに高い感受性があることがわかった。

さらに東京大学らの研究チームは、猫を対象に、人由来の新型コロナウイルスを粘膜に接種する実験を行った。この結果、猫は新型コロナウイルスに感染し、感染したウイルスは呼吸器で増殖、さらに接触した他の猫へも伝播し、感染が拡大したと考えられるデータが得られた。しかも、猫同士の間の感染伝播は容易に起こるが、症状を示さない個体が多い可能性があるという。

2017年の調査(一般社団法人 ペットフード協会による)では、猫の推計飼育頭数が、調査開始以来はじめて犬を上回った。それだけに、猫と人との共通感染症にCOVID-19が加わる可能性が高いことは残念に思われる。

これらの研究結果は、報道でも取り上げられたが、ペットの猫から飼い主である自身に感染が及ぶ可能性があるのではと、不安を抱いた方も多いのではないかと思う。ただし、これらの情報は冷静に受け取る必要があることも強調しておきたい。

人から猫への感染に注意

幸いなことに、新型コロナウイルスが「猫から人」へ感染したという事例は、世界においても報告されていない。「人から人」への感染がこれほど拡大した一方で、「猫から人」への感染例がない点から、過剰に不安を募らせる必要はないと言えそうだ。

現在のところ、COVID-19の感染サイクルの主体はあくまで人であり、そのなかで人が猫へ感染を広げる可能性は十分あり得る。憂慮すべきはまず人を発端に猫へ、そして猫から猫への感染拡大の構図だと考えるべきだろう。現に、冒頭で紹介した欧米における猫の感染事例には、飼い主がCOVID-19に罹患していたケースも含まれている。

今後こうした感染の拡大から「猫から人」への感染が生じる可能性も否定はできない。それを防ぐためにもまずは、猫の間に感染を広げないこと、そして猫が、COVID-19の持続的な人への感染源にならないようにするために、人が果たす役割が重要となる。

猫と暮らす家庭は、今回の研究結果に過度の不安を抱くのではなく、飼養の基本に立ち返り、その方法を見直す機会として捉えることをお勧めしたい。つまり、屋内飼育の徹底、動物との適度な距離を保つこと、飼い主のいない猫を増やさないことだ。

家庭内の猫に対しては、前述の通り、人が感染を持ち込まないことが重要になるだろう。感染が分かった場合は、他の家族とともに、ペットへの感染防止を念頭に入れることが示唆される。

そのうえで、猫同士の感染拡大の防止には、「飼い猫は外へ出さない」という、飼養における基本が生きてくる。

そもそも屋内飼育は、猫同士の喧嘩をきっかけに、血液や唾液などを介して感染する「猫エイズ」や「猫白血病」などといった感染症を予防するためのものでもある。これらは、猫特有の感染症であるため、ペットを守る目的が第一だが、COVID-19以前に、猫と人との人獣共通感染症があることも知られているため、衛生的かつ一定の環境下で飼養する意義は大きい。あらゆる感染症への対策として、屋内と屋外の行き来を防ぐことは有効だ。

また、過度なスキンシップを避けるなど、「適度な距離感」を保つことはペットとの間でも大切な感覚だが、屋外で暮らす猫に接する際も重要だ。屋内外での感染拡大を防ぐ意味で、人と猫、双方を守る手段になるだろう。飼い主のいない猫を増やさないことも、感染症の有無や経緯が分からない個体を増やさないことに直結する。

新型コロナウイルスについては、まだはっきり分からないことも多いため、今後の研究成果も注視していきたいところだ。

最後に、国内の歴史を振り返ってみると、ウイルスによる人獣共通感染症が社会のしくみを動かした最も大きな事例は、「狂犬病」ではないかと思う。現在も法律で犬の予防接種が義務化され続けており、野犬は捕獲する必要がある。狂犬病の発生が見られた当時、感染様式や感染した場合の致死率の高さなどを鑑み、重点的に対策が取られたことが理解できる。

その結果、国外の発生地域で感染し、国内で発症したとみられる人の数件の事例以外、日本では1958年以来、狂犬病の発生は認められていない(狂犬病は、主に咬み傷から感染が起るため、犬などから人へ感染する場合に比べ、人から人への感染は非常に起こりづらい)。

それに対して猫は、狂犬病のように、人への危険性が高い感染症の発生や流行がこれまで見当たらなかった。そのため、狂犬病に対するような対策が求められることはなく、地域猫といった存在にも寛容でいることができる。これからもそうあることを願う一方で、それが無責任な飼養を許すものであってはならない。

人獣共通感染症の感染源として、猫を悪者にしないためにも、この報告から見直すべき点は、やはり飼養の基本の「き」に立ち還るものではないだろうか。

室内飼いの猫ちゃんは外に出さないよう心掛けましょう。そしてあなたがコロナウイルスに感染しないことが何よりも大切になるのですね。

5月27日(水)に配信されたAFP「動物からヒトへのコロナ感染初確認か、オランダのミンク養殖場」

【5月27日 AFP】オランダのミンク養殖場で従業員らがミンクから新型コロナウイルスに感染したとみられる事例について、世界保健機関(WHO)は26日、動物からヒトへの新型ウイルス感染として知られる初事例である可能性を指摘した。

WHOはAFPのメール取材に対し、新型ウイルスがミンクからヒトに感染したとみられる3件の事例を調査しているオランダの研究員らと緊密にやりとりしていたことを明かした。

 WHOは「動物からヒトへの感染として知られている初めての事例だろう」としながらも、「動物やペットが新型ウイルスを広める可能性について、現在もさらなる情報を収集し調査している」と述べた。

オランダのカローラ・スハウテン(Carola Schouten)農業・自然・食品品質相は25日、ミンク養殖場で2人目の従業員が感染したとみられると発表した。ただし感染の拡大リスクは最小限にとどまっていると同相は強調した。(c)AFP

WHOの調査結果を待つしかないのかしら・・・不安ねえ。

6月10日(水)に配信された時事ドットコム「ミンク35万匹超殺処分へ 新型コロナ感染恐れで―オランダ」

オランダで毛皮用に飼育されているミンクから人に新型コロナウイルス感染が発生したことを受け、南部の農場で9日、ガスによるミンクの殺処分が行われた。食品品質省は、計35万匹以上が処分の対象になると見積もっている。

オランダ政府は先月、ミンク農場の従業員がミンクから新型コロナに感染した事例が2件あったと公表。世界的流行後、記録にある唯一の動物から人への感染例となった。

可哀そうだけど・・・今回は致し方ないかな。

8月3日(月)に配信されたアニコムホールディングス㈱「犬における新型コロナウイルスの陽性を確認#StayAnicomでお預かりしたペット、PCR検査で「陽性」の結果」

アニコムグループでは、2020年4月10日より新型コロナウイルスに感染した方の飼育するペットをお預かりするプロジェクト『#StayAnicom』を実施し、コロナウイルスの感染予防に配慮したお預かりを行うため、ペットに対するPCR検査を行ってまいりましたが、今般お預かりした2世帯の犬2頭において、「陽性」の結果が確認されましたので、公表いたします。

『#StayAnicom』プロジェクトでは、これまでに犬29頭、猫12頭、うさぎ1羽の合計42頭のペットのお預かりを行ってまいりましたが、全てのペットに対して複数回のPCR検査を実施し、「陰性」であることを確認しておりました(2020年8月3日時点)。今回「陽性」が判明した2頭の犬についても同様に、複数回のPCR検査を異なる複数施設で実施したところ、「陽性」の検査結果を得たものです。なお、海外での犬や猫の感染報告では、数日中に「陰性」の結果に転じることが多いとの報告が行われており、現在、1頭については「陰性」の結果に転じ、2頭とも健康状態に大きな問題はありません。また、これらの犬2頭において新型コロナウイルスの感染が成立したかについては、明らかとなっておりません(※)。

(※)抗体検査の結果が陽性になるまでは一定の期間を要するとの報告があることから、今後、当該結果を踏まえて抗体検査を実施し、感染が成立したかの判断を行う予定です。

なお、これまでもお預かりしたペットは「陰性」が確認されるまで隔離して飼育する検疫を実施しており、2頭の犬も現在まで隔離した状態で単頭飼育をしています。また、同時期にお預かりしている全てのペットに対してはPCR検査において「陰性」の結果を得ており、感染の拡大は認められておりません。

更に、ペットのお預かり対応を行う当社グループ従業員は、防護服を着用し、飼育等するなど二次感染防御を徹底しております。今回の確認を受け、当該犬と接触をしたすべての従業員を対象にPCR検査を行いましたが、現時点において従業員は「陰性」となっており、体調不良等の報告も受けておりません。

本件に関しては、関係当局にも報告しておりますが、引き続き当社グループ従業員への安全対策を実施し、感染防御を徹底してまいります。

慌てないことが何よりも大事になりますね。

ワンちゃんもお出掛けの際はマスクをしてあげよう

猫ちゃんであれば、お家の中だけで過ごしても大きな問題はないでしょう。しかし、ワンちゃんであればそうはいきません。最低でも一日に一度はお外に散歩に行く必要があります。

これまでの情報では、ネコ科の動物が感染しやすいとのことですが、ワンちゃんでも感染の事例が報告されてきてます。

散歩の際は、是非ともマスクをしてあげて感染予防に努めることが、飼い主であるあなたが家族にしてあげられる最低限のことになります。

こちらはストラップで調整可能なオーソドックスなマスクですね。

こちらは洗って再利用が可能なマスク。経済的ですね。

これでは新型コロナウイルス予防の効果はなさそうですね。

暗くなりがちなステイホームでは「笑い」が必需品となります。

あなたが犬のマスクを被っても・・・ねえ。

さいごに

私たちに出来ることは、自分自身が新型コロナウイルスに感染しないようにすることが基本になりますね。万が一、あなたやあなたの家族が新型コロナウイルスに感染した疑いがあるのでしたら、迷わず獣医師さんに相談のうえ人間や他の動物から隔離するしかなさそうです。

これまでの記事や見解は、8月3日(月)現在のものになります。今後も新たな関連記事が掲載されましたら、随時更新していきますね。

ワンちゃんや猫ちゃんは家族ですもの。一緒にこの難局を乗り越えましょう!

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